個人的楽曲考察「何度目の青空か?」

皆さん初めまして、ラァノと申します。
突然ですが、「関ジャム」という番組をご存知でしょうか。
毎週音楽に携わる様々な人をゲストに呼び、音楽についての話をする音楽バラエティー番組なのですが、この番組に感銘を受け、自分の、曲に関する考察を色んな方と共有したいと考え、ブログを立ち上げこのような記事を書きました。

今回取り上げる楽曲は、
乃木坂46の「何度目の青空か?」です。
この楽曲は、乃木坂46の10枚目シングルの表題曲で、生田絵梨花さんの初センター曲となっております。ファンの中でもかなり人気のある曲です。

なぜ、この曲はそんなに人気があるのか?
それを自分なりに考察してみます。

まず、イントロ。
下降していく幻想的なコード進行にバスドラが4分で打ち込まれ、わくわくさせるイントロになっています。

僕はここで既視感を覚えました。
既視感っていうか既聴感?
そんな言葉無いけど。

そう、僕は親の影響でミスチルが好きなのですが、そんなミスチルのアルバム「SUPERMARKET FANTASY」に収録されている、「風と星とメビウスの輪」という曲のイントロと同じ?コード進行なのです。

だからなにかって?何も無いですけど。。。
気になったら聴いてみてください。
良い曲です。

まぁ要は、このコード進行の美しさにより、リスナーはこの曲に惹き込まれていきます。

さらに歌い出しでリスナーは更にこの曲に惹き込まれます。
歌い出しは皆さんご存知(なのかな)の通り、
この曲のセンター、生田絵梨花さんのソロです。

いやぁ、美しい。
めちゃくちゃ良いですよねここ。(語彙力消失)
良さみがマリアナ海溝(深い)。
言ってみたかっただけです。はい。


(咳払い)さぁ、切り替えていきましょう。
続いてBメロ。まず歌詞を見てみましょう。

"膨大な時間と
何だってできる可能性
自由はそこにある"

ここの歌詞なのですが、後に出てくる歌詞の伏線になっています。
どういうことなのかは、後でお伝えします。
ここの歌詞は覚えておいてください。

さぁ、サビがきます。

サビになった瞬間、今まで雲に隠れていた空が一気に晴れたような爽やかさがやってきます。
これは転調によるものです。

いきなり音楽的な解説になってしまいますが、Aメロ、Bメロはマイナーキーで進んでいきます。少し落ち着いた風に感じるのはこのせいだと言えます。
そしてサビになった時、メジャーキーに転調し、まるで空が晴れたかのように表現しているのです。

サビの歌詞を見てみましょう。

"何度目の青空か? 数えてはいないだろう
日は沈みまた昇る 当たり前の毎日
何か忘れてる
何度目の青空か? 青春を見逃すな
夢中に生きていても
時には見上げてみよう (晴れた空を)"

素敵な歌詞ですね。流石は秋元康さん。
では歌詞をじっくり読んでいきます。
サビのど頭でタイトルが出てきますね。
ここでタイトルである「何度目の青空か?」の意味が分かるようになっています。
どういうことなのか? それは、

僕は数え切れないほどの青空を見てきた。
言い換えると、数え切れないほど膨大な時間を過ごしてきた。
何の刺激もない、平凡な日常。
当たり前のように起き、当たり前のように寝て一日が終わる。

そんな生活になんの疑問もなく生きてきた。

そんなある日、ふと空を見上げると、
あまりにも美しい青空が広がっていた。
そんな青空の荘厳さを感じていたら、
自分という存在が情けなく感じてきた。

『このままじゃ、ただ漠然と日々を送っているだけでは?』

...はいw
妄想が爆発してしまった。申し訳ございません。

ただこういうことなんです。
そして、サビの最後の歌詞、

「今の自分を無駄にするな」

この歌詞にグサっときたという方も多いのではないでしょうか。
この命令調がなかなか心に突き刺さってくるのですが、ここの歌詞が命令調でなければ、ここまで愛される曲にはならなかったでしょう。
するな。と言い切ることで、力強く僕達の背中を押してくれているのです。

例え膨大な時間がこれから待っていたとしても、
何だってできる可能性があるとしても、
今の自分をつくるのは今しか出来ない。

「今の自分を無駄にするな」

この一文には、そんな熱い思いが詰め込まれています。

これから新生活を迎える方。
今の自分を大切にしましょう。

僕もそうします。

こんな長くて語彙力のない文章をここまで読んで下さってありがとうございました!!